PR会社のための事務所兼フォトスタジオの空間設計。限られた空間を多機能に有効活用することを目指して、襖で間仕切る伝統的な空間構成をヒントに、空間に巡らされた一筆書きのカーテンレールにより、機能と意匠を両立しながら空間をフレキシブルに利用することを目指しました。３面から自然光が入る室内環境だったため、カーテンが日射をコントロールするだけでなく、撮影の背景やプライベート空間の創出にも活用され、多目的な空間が実現されました。さらに床や壁や什器の各所にテクスチャ感ある自然素材や、クラフトマンシップ溢れるディティールを採用することで、シンプルな空間のなかに上質な雰囲気を創り上げました。