STUDIO COHAKU

Peeler

  • Client: QUON
  • Year: 2025

Peelerは「削る」という行為から着想を得た椅子です。円形のオーク棒を平らに削ることで、シンプルで合理的な接合を可能にし、不要な要素を取り除いた構造の中に強度と軽さを同時に実現しました。削られ、曲げられ、触れ合う過程で木目は固有の表情を示し、機能性と美しさを高めます。この椅子は製作過程で得られた経験と素材の特性をそのまま映し出し、最小限の構造の中で家具の本質的な価値とは何かを問いかけます。COHAKUはこの試みを通じて、自然な形を生活に取り入れ、家具を単なる道具ではなく、日常に深みを与える存在として提案します。